ライカR9にデジタルモジュールRをくっつけたカメラで撮影したデータを貼るだけの日記
      だったのですが2016年9月29日にライカSL(Typ601)を導入したので今後はこちらが増えると思います
      拡大画像は長辺方向2400pixel(SL以降は3600pixel)にしてありました
      2021年1月から主務機をSL2-Sに更新、画像サイズもできうる限りのサイズにしてあります
      検索欄にレンズ焦点距離を入れていただき日記内を検索すれば該当焦点距離の記事や画像が探せます
      RAWで撮影してLightroomにてJPEGへの変換を行っています
      

三脚のはなし ジッツオの部品調達

今回仕入れてきた2型ジッツオには直径約61mmのGS2320Dというアッパーディスクが付いてきます

合わせようと思っているRRSのBH-40にはちょいと大きいのでひとつ小さいGS1320Dを買おうと思ったら・・・

国内在庫、まったくありませんですの

1型やトラベラーシリーズの標準部品なのに別売りはまったく無いって

試しにB&Hで検索してみたけどこちらにもまったく無いみたい

あれこれ探ってみたら

www.gitzospares.com

にたどり着きまして

日本に限らず今のジッツォは保守部品はこっちで買ってねと云うことのようです

さて、ブツはプチプチで梱包したふつーの郵便で1週間ほどで届きました

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右がジッツオ2型標準のアッパーディスクGS2320D

真ん中が発注したGS1320Dで直径は約50mm弱、左はアッパーディスクとセットになってる取りつけネジ

ディスクを発注するとこのネジも付いてきます、バラ売りはしてない模様

 

早速交換してセットしてみるとこんなふうです

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うん、これは悪くない 、狙い通り

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見た目はこっちの方がすっきりまとまってる感じがしていいかな

 

国内在庫がない部品でもオンラインであっさり確保できるとは便利な時代になったなと再認識した次第デス

 

しかしなんですな、ジッツオ炭素+RRS球頭とはまさに王道という感じ

今さらながらここに落ち着くとは思っていませんでしたw

 

結局ここに落ち着いたわけで 三脚の話

これまでその価格とあまりにもベタなので敬遠していたジッツオ

手元にあるのは1987年頃に購入したマンフロットと1995年頃の黒くなってからのリンホフ

RRSの頭を確保してから脚の方もなんとかしたいと思ってはいました

価格を調べてみたらカーボンとなるとRRSやジッツオはもちろん中華ものも結構高い

学生の頃には高額で遠い存在だったハスキー(こっちはアルミだけど)が安く思えるくらい

となれば中古を漁るしかない、狙い目はジッツオの2型

1228はフランス製ってのがいいところだけどロックナットがちょいと古い仕掛け

そこでイタリア製造に移行してからの2540か2541を捜索して見つけたのがこれ

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2542以降はローアングル切替引き出しが大きくなって形状も変わってます

扱いやすくなってるのかもしれませんが転倒させたときに割れたという記述を見かけたので回避、そもそも高いし

実際、見た目は2540/2541の頃の方がすっきりしていていいかな、はっきりと安いし

さて、2540と2541の違いは三つ叉部がアルミからマグネシウムになって少し軽くなってるとのこと

代わりに全高が若干低いらしいんだけど比べることもないし当方は低身長ゆえまぁいいです

 

これで軽量三脚は打ち止めかな

大型エレベーター三脚ならそれこそ分離型ハスキーがいいと思ってるので次回はさほど高額出費にならないのが救い

もちろんヘッドはERG(プロスパイン)を載っけましょう、そうしましょう

・・・・そんな重量級の脚なんてまず要らんだろうけど

 

試してみた

一度確認してみたかったSLの動体トラッキングAF

結論からいうと・・・この種目では無理でした

仕方ないのでアナクロな手法の置きピントで秒10カットをアテにしての撮影になってます

今回はR280mm/f2.8とテレコンを持っていかなかったので90ー280mmで

これに松下のテレコンさえ付いてくれてたらと正直恨めしいところ

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長辺2397はこちら

SL(Typ601)

1/3200 f6.3 RAW ISO250 WB auto
アポヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/90-280mm

 

テレ側いっぱいの280mmで撮影、トリムしてリサイズ無し、そのまま切り出した画像です

レンズは短いですけど元の長辺が6000ピクセルあるのでなんとかトリムにも耐えてくれてる感じ

AFが使えないならテレコン付きRテリート280mmで置きピントが最善の手段みたい

(もちろんCやNのMFレンズでも大丈夫だと思います)

おそらく松下から出てくる超望遠を使ってもSLではAF追っかけてくれないと思いますし

これだとスキーはいけるけどスケートは無理だナー

 

 くるまのはなし

4年前のアルペンW杯の時には4速破損で入院していた90/20Vさん

今回は何事もなく動いてくれました

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久しぶりの積雪地域なのでうまくやらないとと思ってましたけどどこも路面に雪は皆無

三国峠の群馬側にある町営赤沢スキー場も雪不足で大変みたいだったし

(実際に赤沢スキー場のwebを見てみたら各種イベントができなかった模様)

最近は雪不足といいつつ1月中に何回か寒波が来て結局チャラみたいなことが多かった印象

今年は数度の寒波ではどうにもならないくらい雪が降らなかったのかも

 

久しぶりにちょっと古いレンズ

皆様御機嫌よう

本年もよろしくお願いいたします(−人−)

 

昨年末、Mロッコール40mm/f2.0を仕入れてきました、過程は以下の通り

・とりあえず小さくてどっちつかずな画角の40mmほしい

フォクトレンダーはピントリングが5mからいきなり∞になる(ピントが速い)ので扱いにくそう

・鉄板のズミクロンC40mmは意外と出回ってなくてあってもちょいと高い

・Mロッコール40mmならしょぼいゴムフードが死んでもフィルタ径40.5mmなので容易に救われる

・そのMロッコールも市場にはあまり出てないんだけど、たまたま悪くなさそうなブツを発見

そんな流れでうちにやってきたミノルタMロッコール40mm/f2.0

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追加備品は焦点工房のヘリコイド付きマウント変換 SHOTEN LM-LSL M と八仙堂のそれっぽいフード

40mmなんて以前は枠が出ないとか∞が出ない(ズミクロンC)とかで本当に捨て値だった

その状況が変わったのが某S社のせいなのでなんとも余計なことをという(苦笑)

ま、さっさと現物確保しなかった方が勘が悪いってだけで要は自分のせいなんですけどね

 

さて、あがりはどんなでしょう

今回はすべてトリムなしで長辺6000のjpgを置いておきます

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長辺6000はこちら

SL(Typ601)

1/160 f2.0 RAW ISO80  WB auto

 Mロッコール40mm / f2.0

早速マウント変換のヘリコイド機能を使用、およそ31cm弱まで寄れました

アウトフォーカス部の泡が古レンズの証

懐かしのオーストリア麦酒、またシュラドミング行きたいなぁ

 

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長辺6000はこちら

SL(Typ601)

1/160 f2.0 RAW ISO80  WB auto

Mロッコール40mm / f2.0

ぐるぐる要素は少ないようです

 

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長辺6000はこちら

SL(Typ601)

1/1250 f4.0 RAW ISO80  WB auto

Mロッコール40mm / f2.0

思っていたよりもコントラストが高くて彩度も高い印象

 

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長辺6000はこちら

SL(Typ601)

1/1250 f4.5 RAW ISO50  WB auto

Mロッコール40mm / f2.0

これはハイライト測光でポジ撮影したときのあがりを狙ってやってみたカット

少し絞ってみたけどやるなら5.6くらいまでやらないと意味ないですね、スマソ

 

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長辺6000はこちら

SL(Typ601)

1/80 f2.0 RAW ISO100  WB auto

Mロッコール40mm / f2.0

若干樽かな、とはいえこれは許容範囲でしょう

LRでいじればシャドウ部も起こせるんですが今回は何もやってません

 

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長辺6000はこちら

SL(Typ601)

1/2500 f2.0 RAW ISO250  WB auto

Mロッコール40mm / f2.0

SLにはMロッコールはもちろんズミクロンC40mmのプロファイルも入っていないのです

試しに球面Mズミクロン35mmのものをあてがってみたけど周辺落ちはほとんど変わらないようです

 

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長辺6000はこちら

SL(Typ601)

1/50 f2.0 RAW ISO500  WB auto

 Mロッコール40mm / f2.0

周辺がこうなるのは最初からわかってるくせにやっぱり撮ってしまう罠

 

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長辺6000はこちら

SL(Typ601)

1/50 f2.0 RAW ISO1000  WB auto

Mロッコール40mm / f2.0

こういう景色をこの感度で、そして低速でも手ぶれ無しで撮れるコンパクトさがありがたい

もちろん撮っていないときのかばんの中ではその存在感はおとなしいのでこちらもありがたい

 

軽いし明るいしヘリコイド付き変換マウントのおかげでそこそこ寄れる

問題はLM-LSL Mのヘリコイドにロックが無いので変換ごと外すとヘリコイドが回ってしまうこと

再度取りつけたときに無限側に回しきるのを忘れないようにしないとです

うれしい副産物は撮影枚数が激減(フォーカスの手間がかかるため)して整理と処理が楽

なんだかしばらくSL24-90mmを持ち出さなくなりそうな危険な予感がしているここ数日

 

今年の紅葉ものはこれにておしまい(の予定)

晴れる予報、関東エリアはまだいけるはず、平日だし1時間前で充分でしょ

といふことで北鎌倉の明月院に行ってみました

0900開門なんだけど0830には誰もいない、やっぱり平日に休めるのはたすかりますわい

今回はカメラの設定をマニュアル露出、ISOオート、背面右上ボタン長押しを露出補正にして撮影

あがりを計算しながら撮れるので実に便利でした

SL2ではこの使い方ができなくなってるはずでなんとも残念

 

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長辺4800はこちら

SL(Typ601)

1/100 f9.0 RAW ISO400  WB auto

ヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/24-90mm

いや、これは今日は大当たりだったかも

 

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長辺4800はこちら

SL(Typ601)

1/500 f6.3 RAW ISO320  WB auto

ヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/24-90mm

開門前の待ち時間にお約束の逆光もの

 

5月にはあじさいでいっぱいになる参道も今はこんなふう

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長辺4800はこちら

SL(Typ601)

1/250 f8.0 RAW ISO200  WB auto

ヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/24-90mm

ここは完全に逆光になってたけど5月頃はどんな角度で日が差してくるんだろう?

 

テレレンズで日光待ちしてたら日射しじゃなく猫が来た

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長辺4800はこちら

SL(Typ601)

1/200 f6.3 RAW ISO1000 WB auto
アポヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/90-280mm

もうね、フォーカスの的を動かして猫に合わせる余裕無かったですよ(ノ∀`)

もう少し落ち着けと

 

やっぱり日射しがあるとかなり違う

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長辺4800はこちら

SL(Typ601)

1/100 f9.0 RAW ISO250  WB auto

ヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/24-90mm

 

開門からしばらくすると庭園側に入れます

つまり円窓を通した無人の庭園を撮るにはそれなりに早く来なきゃならんわけだ・・・い、いや、わけです

(こっち側は菖蒲と紅葉の時期しか入れないと思います)

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長辺4800はこちら

SL(Typ601)

1/60 f11 RAW ISO250  WB auto

ヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/24-90mm

円窓側からも光線状態はこれくらいの時間の方が良さそうなんだけど庭園側はもう人だらけだから無理っぽい

深度を稼ぐためにかなり絞ってます

 

なんか日が差してるタイミングは全部24-90mmになっちゃってるな

そしていちばん引きが欲しかった猫登場の時に限ってテレレンズでなんとも間の悪い

とはいえ、ふと思いついての作戦実施にしては戦果はあったかも

 

 色調について

ワタクシは今回に限らずできるだけ見た目と感材でのあがりを想定して調整してるつもりです

とはいえ暗部起こしはかなりかけていて銀塩だったらありえない画もいくつかあります

(今回で言えば猫が写ってるやつ)

ただ、色の方は色温度修正くらいで彩度はほとんどそのままです

考え方はそれぞれでしょうけれど、いわゆる映えっぽいのは好きではないので

 

SL2の背面ボタンレイアウト変更について

今回は新型機種に対する愚痴だけなのでご了承くださいませ

 

SL2はそのUIをこれまでのS2/Sの流れを絶ってM系のものに変更

したがって背面モニター周りに4つあったボタンが左側の3つだけになりました

SLではデフォルトに加えて長押しモードなら任意の項目を割り当てられるので合計8項目を呼び出せます

(欲を言えばデフォルトの短押しも項目を入れ替えられたらいいんだけど)

中でも右側2つはファインダーから目を離さず扱えるので重宝してます

Rレンズ使用時に一番ありがたかったのは右下に割り当てたレンズプロファイル呼び出し

右上は最近になってISOを止めてマニュアル露出/ISOオート時の露出補正に

正直なところこれらが不可能になってる時点でSL2は躊躇してしまいます

 

この点を指摘している記事はあまり見かけないですね

「オタク社長の機材買ってみた」くらいかな?

見た目は日が経てば慣れるでしょうしファインダー覗いてたら外観は見えないし

そして高画素センサーや手ぶれ補正は魅力的・・・だけど操作系の変更はちょっと困る

モデルチェンジでメーカーさんに一番お願いしたいのはできていたことの継続

新機能追加ばかりに集中してUIを一新させるのは本当に迷惑以外の何物でもない

永くC社を使ってきたけどMk-IINからMk-III、Mk-IVからMk-Xの時は困惑しました

ある項目はMk-IIIの時はファーム更新で対応してくれたんだけどMk-Xでは今もほったらかし

こういった感覚をライカでやられるとは思ってなかったなー

左にボタンを縦に並べるのはDMRやM8の流れだから本流という言い方もできるかもしれません

とはいえSLはS2や中判デジタルバックの操作を引き継いでいたと思ってましたよ

今はDMRの頃とは設定項目が比べものにならないくらい増えてる

ここで原点回帰されても正直迷惑です(苦笑)